生年月日:1995年1月20日
出身地:奈良県生駒市
身長 :170cm
体重 :63kg
170㎝と小柄ながら抜群のスピードを誇ります。
プロ選手を続々と輩出する興国高校出身です。
高校卒業時にプロを志望していた古橋享吾選手でしたが、プロにはなれずに中央大学へ進学しています。
中央大学では、1年時から活躍しましたが、3年時に中央大学は2部へ降格し、4年時にも昇格を逃しました。
古橋享吾選手はケガもあり、プロからの声がかからず、プロを諦めかけたことも。
しかし、J2のFC岐阜から誘われ、なんとかプロになることができました。
FC岐阜では1年目から活躍し、ヴィッセル神戸へとステップアップします。
ヴィッセル神戸でも結果を残し、日本代表に選ばれ、スコットランドの名門セルティックへの移籍を果たしました。
学生時代は苦労をした古橋享吾選手ですが、プロになってからは、J2からあっという間にセルティックまで到達しています。
勢いをもって一気に出世街道を駆け上がった感じがありますね。
そして、そのセルティックでも毎週話題になるような活躍をして、早くもプレミアへのステップアップが噂されてさえいます。
動き出しの鋭さ
古橋享吾選手の良さは、なんといってもスピードを活かした動き出しです。
そして、動きながらのトラップからシュート、またはワンタッチゴールもかなりレベルが高いです。
1:05
裏抜けのタイミングとスピードが素晴らしいですね。
味方選手のスルーパスもかなり良いですが、逆に古橋享吾選手が受け手じゃなかったら、あのパスは出さなかったでしょう。
2:50
動き出しで敵マーカーを置き去りにしています。
小柄ながら得点を量産できているのは、縦だけではなく横への動きも抜群に速いからでしょう。
守備の献身性
古橋享吾選手は、自身について「守備も評価されての起用」とよく言います。
また、ヴィッセル神戸時代のチームメイトである山口蛍選手は、古橋享吾選手について
「前線であれだけ追ってくれるとラクです。」と語っています。
守備意識の高さも古橋享吾選手の特徴です。
たしかに、あれだけスピードある選手に追い回されたら相手チームは非常に嫌ですね。
1:15
ペナルティエリアでゴールを狙ってた選手がハーフライン近くまで戻ってボールを取りに戻るって、普通じゃありえません!
古橋享吾選手は、ヴィッセル神戸時代に師匠と呼ぶ2人の選手と出会っています。。
ダビド・ビジャ
1人目は、元スペイン代表のビジャ選手です。
ビジャ選手はスペイン代表歴代最多得点記録者で、2018-19にヴィッセル神戸でプレー後、現役を引退しています。
古橋享吾選手は、ビジャ選手から、
・裏に抜けるタイミング
・ポジショニング
・動き
・時間とスペースをどう使うか
・シュートの仕方
など多くのことを学んだと語っています。
確かにプレーを見ると、古橋享吾選手と重なる部分は多いですね。
1:40
古橋享吾選手がセルティックで見せたボレーシュートに
同じような動き出しをしたプレー。
おそらく、この動きを教えてもらったんですね!

古橋享吾とイニエスタ
古橋享吾選手は、アンドレス・イニエスタ選手から連携で崩すことを教わったと語っています。
そして、初めはイニエスタ選手の変幻自在のパスワークについていけなかったようですが、それに慣れると連携からゴールやアシストを重ねていくようになりました。
セルティックで「8」という番号をつけたのも、尊敬するイニエスタ選手の番号だからだそうです。
0:29
イニエスタ選手がチラッと古橋享吾選手を確認してパスを出しています。
信頼関係がないと、最後尾からのロングパスを通すことはできません。
そして、古橋享吾選手もそれに応えたプレーをしています。
素晴らしい連携ですね!
古橋享吾と大迫勇也の比較
攻撃の軸であった大迫勇也が今までの圧倒的なポストプレーができなくなり、得点も少ないです。
今、 古橋享吾は大迫の控えですが、大迫に代わる選手として、古橋は期待されています。
日本代表の森保監督は、はじめは古橋享吾選手を左サイドに起用しましたが、ほぼ機能しませんでした。
「古橋享吾選手を真ん中で使うべき」といった意見がファンや関係者の間でプチ炎上したくらいです。
大迫選手と比べるとポストプレーに難があると言われがちですが、古橋享吾選手は大迫選手と違った方法でポストプレーをします。
幅広く動いてスペースを作り、そこでボールを受けます。
なので、大迫選手に必ずしもポストプレーで劣っていることはないと思います。
それ以外を比較すると、動きのキレもヨーロッパの舞台での勢いも古橋享吾選手の方が上です。
個人的には、古橋享吾選手をスタメンで使うべきだと思います。
古橋享吾選手を活かす意外な選手とは!?
クラブでは好調の古橋享吾選手が、日本代表ではいまひとつ活躍できない理由の1つには、周囲が古橋享吾選手の動き出しに反応出来ていない、ことが挙げられます。
日本代表の試合を見ていると、せっかく古橋享吾選手が良い動き出しを見せてもパスがでてこないことが多いです。
久保建英選手や堂安律選手、鎌田大地選手あたりは、そういったパスをだせそうなものですが、今までに得点につながったシーンはありません。
ただ、唯一、古橋享吾選手を活かしたプレーをしている選手がいます。
それは、中山雄太選手です。
後方から古橋享吾選手に何本かロングフィードを通しています。
中山選手の視野の広さとキックの精度、左利きといった特徴が古橋享吾選手の動き出しにうまくにマッチしていますね。
なので、この2人が同時にピッチに立った時は、要注目です。
古橋享吾選手の裏抜けに合わせて、中山選手のロングパスが通って、ゴール!
そんなシーンを期待できます。
今、中山雄太は長友佑都選手の控えですが、上がってきてほしいです。
古橋享吾選手はセルティックでは、エースになり、さらにステップアップの話もあります。
一方、日本代表ではまだまだ本領を発揮していません。
ただ、今後さらに出場時間を伸ばし、周囲と連携がとれれば、救世主的な活躍をする可能性も秘めています。
そんな古橋享吾選手に期待して応援しましょう!
